新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。

2018年は、いろんな意味で激しく動いた年だった。自主制作のzineを作った。１年間書き続けた日記が本になった。sakumag.comを立ち上げ、ショップもつけた。ポッドキャストが始まった。たくさん移動して、たくさん書いた。何人か友達を亡くし、たくさんの新しい命に出会った。

年の終わりというものは、やったことについても考えるけれど、やれなかったこと、足りなかったことについても考える。思えば私はいつも「何かをやり残した感」を感じてきたするのだが、2018年は初めて「やりたいことをやりきった」という感覚を得た年になったかもしれない。ひとつ何かを完成させたし、この先のための種も撒いた。まだまだ行きたいところは尽きないけれど、前のように焦らなくなった。縁があれば行くだろう。

ひとつまた2018年もしなかったことがある。人を好きになる、ということだ。どこかで私のハートは壊れてしまって、人を好きになる機能を失ってしまったのかもしれない。ま、それも人生である。しょうがない。

とりあえずは2019年も、見たことのない風景、会ったことのない人たちを求めて旅を続けます。

文章を書く、という仕事で自分を食わせることができるのは、いつも読んでくださるみなさんがいるからである。ありがとうございます。心から。そして今年もどうかよろしくお願いします。