DiaryYumiko Sakuma

みんなウェルカム

DiaryYumiko Sakuma
みんなウェルカム

幻冬舎プラスで「ピンヒールははかない」に続く、ちょっとまた趣向を変えた連載「みんなウェルカム」が始まった。現代のダイバーシティに関するきわめて個人的な考察を綴ったエッセイである。

それをツイートしてくれた人のコメントにドキッとなった。

「『だから多様性は勝つ』とされる佐久間裕美子氏は、トランプ支持者や日本の男性政治家をも包み込んでの多様性だと、ここで論じられているのだろうか?そうであって欲しいですが」

これは「みんなウェルカム」というタイトルを決めたときに考えたことである。

私はこれまで、トランプ大統領の支持率が高いような地域をたくさん訪れてきた。だから、多くの人が人種差別主義者でもなければ、ヘイターでもないことを知っている。アメリカには、銃規制と中絶に反対するという理由で、民主党の候補には絶対投票しない人たちがわんさかいることも。そしてそれが、長年政治や宗教による情報操作によるものであることも、彼らもまたある意味で被害者であることも知っている。だからそういう人たちとわかりあえないと決めつける気持ちにはならない。たとえ彼らがトランプに投票したことが結果的に、マイノリティや弱い人たちを傷つけることになっていたとしても。

「みんなウェルカム」はまだ始まったばかりで、これからどういう展開になっていくのか、私もまだわからない。が、根底には、わかりたい、わかりあいたい、わかられたい、という気持ちがある。

が、ヘイトを持っている人たちと理解しあえるかどうかはまた別の問題である。ネットでヘイトを撒き散らす人たちと、話し合うことができる自信はない。が、世の中にはそういう人たちがいる。そういう人たちを目標にできるだけジャッジしない人間になりたいものです。

備忘録:2018年はオンラインヘイトの年だった。それによって人生が変わった人たち(The Washington Post)