DiaryYumiko Sakuma

沖縄にて25年ぶりの再会

DiaryYumiko Sakuma
沖縄にて25年ぶりの再会

友達の宮里綾波(あやは)がインスタグラムにポストした沖縄でのイベントの告知に、「ちょっと待って、彼女知り合いなんだけど!」というコメントがついた。急いで確認すると、かつて東京でたまに遊んでいたマリだった。大学の同級生の幼馴染だったマリは若い頃から、「20代のうちに店をやる」と言っていた。店をやるために宮古に行った、と聞いたのが最後だった。そんなマリがどういうわけか沖縄の本島にいる。会おう会おう!と約束をした。

イベントの当日、別の人が「今日、マリちゃんと話してて、知り合いなんでしょう?」と言われた。マリは沖縄でも愛されているのだ!と嬉しかった。後日、ランチの約束をして、ドキドキしながら店に入った。再会のハグを交わして、ね、どうしてるの?と聞くと「シングル・マザー・ファッカーやっててさ〜」と話し始めるマリ。20代はバイトをしながら沖縄と東京を行ったり来たりし、そのあとは別の人の店の立ち上げに携わり、目標どおり、ギリギリ29歳で自分の店を持った。そのまま必死で店をやっているうちに妊娠がわかり、乳児を抱えて店を切り盛りしていた。そして今、店を閉め、子育てをしながらホテルで働いている。「またいつか、店をやるかなあ」

たまたま年末に実家に帰ったときに、若い頃の写真を見つけたと言って、持ってきてくれた。まだお化粧をしていた自分と当時から背筋が伸びていてかっこよかったマリ。自分は自信なさそうに肩を丸めている。あれから自分も、アメリカに渡り、少しずつ自信をつけて、なんとかがんばっている。よくがんばってきたな、とおそらく19歳くらいだった自分に声をかけてあげられるような気持ちになった。

お互いの25年を早口でアップデートする3時間。たくさん笑い、「壮絶だったねえ」とため息をつく瞬間などもあり。別れ際にハグをしたとき、マリが私の背中に回した手に、よしよし、といういたわりの気持ちを感じて、急に25年の重みを感じて涙が出そうになった。泣いてはいけない!がんばって涙をこらえ「次はお酒を呑もうね!」と明るく別れてから、なんとか車までたどり着いて一人になってから駐車場でボロボロ泣いた。そこから安里まで戻る1時間弱の間、断続的に涙が出た。なんだか久しぶりに泣いた気がする。浄化の涙だった。ときどき涙は出さないとね。

人生はときどきこうやって、思いがけないサプライズをくれる。きっとこういう物語は世の中にたくさんあるんだろう。自分にとっての宝が一つ増えた。こういう瞬間のためにがんばって前を向いて歩いていこう。

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