自分が留学したり、旅をした先の国で拘留され、体の不調を訴えても聞き入れられなかったとしたら? 異国でDVや加害を受けて、助けを求めたら、犯罪者のように拘留されたとしたら?ウィシュマ・サンダマリさんというスリランカから希望を持って留学生として来日した33歳の女性が、入管の過失によって命を落としたという痛ましい事件は、多くの人々の心を動かし、SNSやFAXを通じての抗議活動につながって、改悪と言われていた改正法案の見送りにつながりました。とはいえ、改悪が先送りされただけで、ウィシュマさんの死亡を引き起こした入管法という悪法は残っています。
日本人には「他人事」で終わりがちな入管法を、どう自分事として考えることができるのか、フォトジャーナリストの安田菜津紀さんをお呼びしてSakumagで話し合う機会を設けたいと思います。
日時: 2021年6月1日(火) 22:00-23:30 (延長の可能性あり)
参加料: 無料
参加方法: Clubhouse/Instagram Live
※Instagram Liveでは、Clubhouse音声を佐久間裕美子さんのアカウントより同時配信
安田菜津紀さん プロフィール
1987年神奈川県生まれ。NPO法人Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)所属フォトジャーナリスト。同団体の副代表。16歳のとき、「国境なき子どもたち」友情のレポーターとしてカンボジアで貧困にさらされる子どもたちを取材。現在、東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で難民や貧困、災害の取材を進める。東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。著書に『写真で伝える仕事 -世界の子どもたちと向き合って-』(日本写真企画)、他。上智大学卒。現在、TBSテレビ『サンデーモーニング』にコメンテーターとして出演中。