DiaryYumiko Sakuma

デトロイトが生んだ女性政治家

DiaryYumiko Sakuma
デトロイトが生んだ女性政治家

歴史的な数の女性・マイノリティ議員を生み出した2018年の中間選挙でアンダードッグからスターになった下院議員のひとりに、ラシーダ・トライブがいる。パレスチナ移民の娘で、デトロイト育ちである。

彼女は銃規制においても、人権においても、女性やマイノリティにおいてもきわめてプログレッシブな考えを持っている政治家なのだが、パレスチナ系であるということで、その発言が物議を醸しがちである。特にホロコーストやイスラエル建国問題になると、発言のひとつひとつが精査されて、言葉尻を捉えられて拡散されていく。みんな、未来を見ようよという気持ちにもなるが、この国の歴史がこういった様々な歴史の負の遺産でできていて、移民の子供たちも、親たちの歴史を背負っているのだからしょうがない。

彼女のインタビューなどを聞いていると、本人は、ミシガン州デトロイト出身のアメリカ市民、というつもりで口を効いているのに、パレスチナ系という出自への色眼鏡で見られている、というギャップがある気がする。

それはそうと、この人を選出したのがデトロイトという場所であるということが何かを物語っている。

備忘録:ラシーダ・トライブ、パレスチナの伝統とデトロイトのコミュニティ感覚を融合(The New York Times)