ブルックリンのカウントダウン

26日ぶりに帰宅すると、キッチンの窓から見えていたエンパイア・ステート・ビルとクライスラー・ビルが見えなくなっていた。出かける前に、すでにうちのビルの裏の新築の建築作業が進んでいたので、もしかしたらとは思っていたが、実際それが起きるとやっぱり悲しかった。ここで暮らすことにまつわる小さな宝物が少しずつなくなっていくのは今に始まったことではないが、私のブルックリン生活がさらに変わる予兆かもしれない。

4ヶ月後には、地下鉄L線が1年にわたって運行を休止する。そのためにどんな対策が取られているかを確認した。既存の電車の本数が増える、フェリーの本数が増える、L線のかわりにバスが走る。そしてウィリアムズバーグ橋の車両通行が制限される。自分の生活に一番影響を及ぼすのは、この最後のやつだ。乗客二人以下の車両は、午前5時から22時まで橋を通行することができなくなる。がーん。となるとトンネルやその他の橋に通行が集中して、また新たな問題が生まれる。マンハッタンに行くという行為がさらに面倒くさくなりそうである。そしてAmazonの移転が実現すればさらに人口が2万5000人増えるという。来年4月以降どう状況が変わるのか、今からドキドキする。

備忘録:L線運行休止をウィリアムズバーグ橋は救済するか(The New York Times)