これは本当に現実なのか

時々、これは現実なのか? と思う瞬間がある。ツイッターを開いたら、「ロバート・ムラー捜査官に性的暴行を受けた女性がうんぬん」というニュースが流れてきて、マジか、と思う間もなく、左派のジャーナリストたちが「ムラ―捜査官に性的暴行を受けたと言えば報酬をもらえると言われた女性からの情報」についてツイートし始めた。あっという間に、20歳のトランプ・ファンのくそがきジェイコブ・ウォールが、噓の会社をでっちあげて、ムラー捜査官に対する暴行疑惑を調査している、というシナリオを書いていたのがわかった。でっちあげた会社のサーバー登録の情報に、彼のメールアドレスが記載されていたり、記載された電話番号にかけると彼の母親の自動応答につながるなどの証拠が出てきたからである。おまけに彼のでっちあげた会社のLinkedInページには、セレブの写真が使われていたり、でっちあげがあまりもお粗末だったもんだから、インターネットの笑い物になっている。事件の顛末をおもしろおかしく語るGQの記事が秀悦だった。

それにしてもこの20歳の自称「投資家」は、保守派の「論客」を父親に持ち、17歳のときに「最年少のヘッジ・ファンダー」として世の中を騒がせたのだが、その後、自分の運用金額などについて噓をついていたことがわかっている。今回の性的暴行でっちあげ疑惑が本当だとすれば、これはがっつり犯罪である。裁かれるのだろうか。今のところ、ウォールは「ムーラー捜査官が性的暴行した疑惑」を主張し続けているが、これ以上、新しい展開が待っているのだろうか。2018年、やっぱりすごいな。

備忘録:親トランプのトロールによるロバート・ムラー失脚計画、ばかばかしく派手な方法で燃え落ちる(GQ)